介護職員の生き方(更新終了しました)

職場でのトラブル、転職相談、副業話など、介護に関わる全ての人が少しでも生きやすくなる情報を発信していきます。

『仕事が速い』のと『仕事ができる』は別問題!!

皆さんこんにちは!オオイシです。
介護現場で働かれている方々はすでにお気づきだとは思いますが、介護業界においては、仕事が速い=仕事ができる!ではないということを記事にしたいと思います。

f:id:k8899:20190919053024j:plain

 

 

1.仕事が早い=仕事ができる!ではない理由

f:id:k8899:20190920211850j:plain

①利用者のペースではなく、自分のペースになっているから。

仕事が早い=仕事できる!ではない理由として、自分のペースで介護をしているということ。
そこには、利用者の立場や利用者のペースではなく、自分のペースで仕事をしてしまっているということ。 食事中など、食事介助を必要とする人がいるとします。
その人のペースを無視して、なんでもかんでも口に入れ、食事介助するということは、利用者のペースではなく介助者側のペースになってしまっているのです。
相手が食事を飲み込むタイミングや、咀嚼するスピードを見て食べさせなければいけません。 忙しくなってしまうと、自分主体のペースになってしまうのです。

 

 

②相手の課題の解決に沿った介護ではなくなっているから。

なんでもかんでも、介助する介護は介護ではありません。
言っていることがややこしいですが、、。 なんでも、相手ができることに対してお手伝いするのは介護ではないんです。 それをやってしまうと、できる能力を奪ってしまい、それを続けるとどんどんその人の身体の機能が落ちてしまいます。
相手の課題は何か?ということを考え、どういう介護がその人にとって課題を解決できるのか?という考えが必要になってくるのです。

 

 

2.介護の仕事で求められるものズバリ【相手の課題の解決】

f:id:k8899:20190919052906j:plain
前述しましたが、相手の課題の解決は必須です。 その人にとって、今何が課題であるか?課題をどうやったら、解決できるか?どのようなことが必要か?など考え、介護の方向性を決めていくことが必要です。 相手の課題の解決は、介護の仕事において求められることです。

 

 

3.仕事が早いから仕事ができると思っている人に足りないものは?【介護の本質の理解】

f:id:k8899:20190920212015j:plain

①介護の本質の理解

介護の本質とは、介護の大枠の方向性を決め、課題解決のために、介護を実施していきます。
①情報収集
②分析(アセスメント)
③課題の明確化
④計画の立案
⑤実施・評価

この5つの流れを意識し、その人の介護を実践していくのです。 ただ単に介護しているのと、その人を理解して、この5つの流れをを理解しているのとでは、全く持って能力に差がでてきます。 この流れを意識した介護をすることによって、その人の課題を解決し、日常生活をその人らしく生きることができるのです。

 

②相手の課題の解決を理解しているか?

この、課題の解決を理解し、解決するように介護を実践していくことが、その人らしく生きることができます。 どういうことが、その人の課題なのかということを把握しているかどうか、リーダーだけでなく共通認識にて理解できているのか?ということも介護をするにあたり、理解しなければなりません。
これを知らない人は、すぐさまに確認をしなくてはなりません。また、全員同じように理解しているか、方向性にズレはないかという理解も必要です。

 

③その人、その人の求めることの理解

その人、その人によって求めるものは違ってきます。 一人、一人の能力、課題など違ってくるため、一人、一人の課題解決、介護を実践していく方向性を知る必要があります。

 

 

 

以上です。仕事が早いから仕事ができると思っている人に足りないものは、介護の本質の理解なのでした。 この、介護の本質の理解は、超重要です。これを意外に知らない人は多く、また意識して行っている人も多くないと思います。 さらに、業務などに追われてしまうと、それを実践できなくなる人もいます。
しかし、この流れを知り、実践するだけでも、その人がその人らしく、自分らしく生きることができます。
ただ単に、食事の介助、排泄の介助、入浴の介助をするというのは、介護ではありません。 こういった、技術も介護にとって求められます。

 

もう一度いいます。
この介護の本質の理解は、超重要です。 今一度、振り返って頂きたいと思っています。 介護のお仕事に関わられている皆さまも是非、振り返って欲しいと思っています。 ということで今日はここまで。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました!!